2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【音読】美濃部達吉『憲法講話』第五講「帝国議会(その二)」 七~十

全十講の内、第五講まで音読終わりました。今月中に丸々一冊終わらせたかったんですけど、どうだろうか?頑張る。 講話の中で海外の例を引いたりしてて、それもおもしろいんですけど、弱小政党が長々と質問をして他の議題に移らせないようにする戦術がオース…

【音読】美濃部達吉『憲法講話』第五講「帝国議会(その二)」 六. 財政に関する権限

お金は時代が変わっても分かりやすいものですよね。今から見るとは当たり前に思うことが書いてあるなぁと、お金の話になるとますます思います。比べようと思って検索してみたら、当たり前に思うことは現代の日本国憲法にも書いてるんですね。ただ、新旧の違…

美濃部達吉『憲法講話』  第五講「帝国議会(その二)」 五. 議会の権限(一)概説、立法に関する権限

第五講は長いので、小分けにしていきます。(第四講も長かったですが)何度も言ってて恐縮ですが、国民国家であることが当たり前ではなかった時代に生まれた美濃部達吉の『憲法講話』は、現代でも参考になります。法治国家の議会で踏まれるべき形式や、ある…

7月14日の朝刊で気になった記事

気になる記事が載ってた新聞を買いました。 毎日新聞「熊本の死者8割水死」(有料記事リンク) 豪雨による死者は全国で72人、その内64人が熊本県で亡くなられ、内8割に当たる52人が水死とみられているとのこと。鉄道が広範囲で不通になる、コロナによる小中…

ロシア憲法改正成立直後に国後に記念碑設置! 過激な前時代回帰、不正投票疑惑、最初ペンギンに見えたエリカちゃんの七夕のお願いは北方領土返還

7月2日にロシアで憲法改正が成立しました。 6月25日から一週間の国民投票期間を経て、モスクワ時間7月1日午後9時に投票が締め切られ、即日開票の結果、8割近くの賛成票を得て成立が決まったとのこと。 www.uhb.jp 日本では当然のことながら領土譲渡禁止が一…

【音読】美濃部達吉『憲法講話』第三講(下)「国務大臣および枢密顧問」

「国務大臣」というのは、今でも言うそうです。 国務大臣って聞いたことあるようなないような……今誰だ?と思ったら、総理大臣も含めて、厚生労働省とか外務省とか農林水産省とかの大臣の総称だったんですね。知らなかった……。 「内閣は総(すべ)ての国務大…

【音読】美濃部達吉『憲法講話』第三講(上)「天皇(その二)」

第二講(下)のその一に続いてその二です。通して読んでみて、現代の日本国憲法と素人が頑張って比べると、書き方が変わっても基本的には大体同じようなことを言ってる印象ですね。 軍事に関わる条文が無くなったのは大きな変化でしょうか。江戸時代から以前…

【音読】美濃部達吉『憲法講話』第二講(下) 二. 天皇の国法上の地位~四. 皇位継承

現在の日本国憲法と条文を比べてみたら、大きく違うところでしょうか?とはいえ、考え方は現代とあんまり変わってないように見えます。「財産関係における民事裁判」のところ、ちょっとびっくりしました。「ただ財産関係については君主もまた財産権の主体と…

【音読】美濃部達吉『憲法講話』第二講(上)「帝国の政体」~(下)「天皇(その一)」 一. 天皇の国法上の地位

有名な 「天皇機関説」を説いているところですね(30分過ぎた辺り、「天皇の国法上の地位」)。 当時、不敬罪を疑われ、発禁処分を受けたそうですが、現代人には特に過激には思いませんよね。 解説を読むと、大正時代には通説化してたようですが。 要するに…

【音読】美濃部達吉『憲法講話』第一講「国家および政体」 二.政体の種類

美濃部達吉『憲法講話』第一講の後半辺りをアップロードしました。 「第一章」ではなく「第一講」なのは、この本の元となったのは、文部省主催の中等教員夏期講習会での約十回に渡る講演の速記録だからなんですね。 というより、本のタイトルで思いっきり「…

【音読】美濃部達吉『憲法講話』序~第一講「国家及び政体」 一. 国家の性質

YouTubeに美濃部達吉の『憲法講話』の音読を投稿しました。 けっこう分厚い本じゃないですか。岩波文庫のとか。 寝ながら聴けるのがあったらいいなと思って、読んでみましたよ。 全部音読していく予定ですので、登録していただけるとありがたいです。 世界規…