【音読】美濃部達吉『憲法講話』第三講(下)「国務大臣および枢密顧問」

 「国務大臣」というのは、今でも言うそうです。

国務大臣って聞いたことあるようなないような……今誰だ?と思ったら、総理大臣も含めて、厚生労働省とか外務省とか農林水産省とかの大臣の総称だったんですね。知らなかった……。

「内閣は総(すべ)ての国務大臣が相集って国政のことを議する合議機関であります」

「内閣」「内閣」とよくニュースで聞きますが、「内閣とは何か?」と聞かれたら、殆どの人はこんな風に説明できませんよね。

「内閣制度の沿革」なども、当時(と現在)の制度の意味が手短にわかりやすく説明されています。

現在では変わっているところもありますが、近代国家・国民国家であることは変わっていないので、政治ニュースをもっとよく知りたい人にはおすすめです。

 

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 ↓以下は目次です

00:00 美濃部達吉憲法講話』 第三講(下)「国務大臣および枢密顧問」
00:03 一. 国務大臣
00:07 国務大臣の法律上の地位
01:27 内閣制度
06:19 国務大臣の副署
08:21 国務大臣の責任
13:46 大臣責任の種類
14:57 (一)法律上の責任
15:30 (イ)懲戒法上の責任
16:38 (ロ)憲法上の責任
19:40 日本の国法は大臣に特別なる法律上の責任を認めず
20:03 (二)政治上の責任
23:19 日本の憲法における大臣の責任
28:00 内閣の組閣
29:28 議員内閣
32:23 日本の内閣制度の沿革

38:38 二. 枢密顧問
38:41 枢密院の性質
39:44 枢密院の組織
40:37 枢密院の権限