【音読】美濃部達吉『憲法講話』第二講(上)「帝国の政体」~(下)「天皇(その一)」 一. 天皇の国法上の地位

有名な 「天皇機関説」を説いているところですね(30分過ぎた辺り、「天皇の国法上の地位」)。

当時、不敬罪を疑われ、発禁処分を受けたそうですが、現代人には特に過激には思いませんよね。 解説を読むと、大正時代には通説化してたようですが。

要するに「江戸時代と違いますよ」という話をしたんですね。

憲法が変わって70年以上経った令和現在にも通じる講話です。おすすめ。

 

余談ですが、始めの方、日本の歴史を天皇を軸に社会体制の面から大掴みに説いてるところが、わかりやすいしおもしろいから、この部分だけちょこっと読んでもおもしろいんじゃないかと思いました。

 

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↓以下は目次

00:00 美濃部達吉憲法講話』 第二講(上)「帝国の政体」
00:26 帝国政体の歴史的基礎
02:22 帝国政体の沿革
10:54 現代国家の特質
11:22 (一)国家および統治権の統一
21:08 (二)立憲制度
22:51 (イ)公民国家主義
24:40 (ロ)民政主義
27:51 (ハ)法治主義

30:15 美濃部達吉憲法講話』 第二講(下)「天皇(その一)」
30:21 一. 天皇の国法上の地位
30:26 天皇は国家の最高機関なり
32:29 君主が統治権の主体なりとする説の誤謬
36:12 外国の君主との比較
37:33 憲法改正発案の大権
39:52 皇室法規制定の大権
42:06 その他の大権
44:20 欽定憲法