【音読】美濃部達吉『憲法講話』序~第一講「国家及び政体」 一. 国家の性質

YouTube美濃部達吉の『憲法講話』の音読を投稿しました。

けっこう分厚い本じゃないですか。岩波文庫のとか。

寝ながら聴けるのがあったらいいなと思って、読んでみましたよ。

全部音読していく予定ですので、登録していただけるとありがたいです。

世界規模のコロナ騒動で、他のニュースが霞んでいる感がありますが、憲法改正についてはやっぱり出る度、賛否両方面から激しい声が上がりますね。

 一時、コロナ以上に大きな話題となった「検察庁法改正案」に反対するツイッターデモも、「法の私物化、政権の傀儡化」という批判だったので、国家と法の関係という意味では、憲法の議論と通じるものだと思います。

普段意識しないけど、日本が法治国家であることは重大な事のようだ、もっと良く知りたい……のだけど、言論人の議論は難しい、次々と報じられるニュースや海外の出来事まで絡んで、どこから手を付けたらいいのか……?

そんな時は温故知新という訳で、明治の憲法学者美濃部達吉の講話を聴いてみませんか?

近代国民国家としての日本創成期に説かれた憲法論。明治の末に出版された書籍ですが、現代人にも平易な言葉で、基本的なところから説明してくれてます。

今ある憲法は、どうして必要なのか?どのように守っていくべきか?

素人の音読も、考えていく為の助けになりましたら幸いです。

youtu.be

 

美濃部達吉憲法講話』 序~第一講「国家及び政体」 一. 国家の性質
00:05 序
03:55 憲法講話の縮刷について

05:40
第一講 国家及び政体
  一.国家とは何であるか
 06:34 国家の性質
 08:15 国家の本質についての二種の見解
 09:02 第一種の見解――君主説
 10:49 君主説の本義
 12:40 君主説の誤謬
 15:35 第二種の見解――団体説
 17:08 国家は団体なり
 19:28 団体は目的を有し活動力を有す
 21:21 団体は機関を有す
 23:37 国家は有機体なりの意義
 25:02 国家は地域団体なり
 25:55 国家は統治団体なり
 27:39 国家は最高権力を有する団体なり
 32:49 最高権力を有せざるものは国家にあらず
 33:47 連邦各国の性質
 36:40 国家の定義
 37:11 国家の権力は無制限にあらず
 38:01 国家は法人なり
 40:41 国家の権利の二大種類
 42:20 国家の統治権
 44:11主権の三種の意義